もうかれこれ20年ほどは通い続けているピアニストの演奏会へ。プログラムは舞台上で1曲ずつアナウンスする形での演奏会。ゴールドベルグから始まり、ベートーヴェンのOp.110にいたるまでの短いようで長い歴史を辿るような曲目の数々。虚飾を廃し、本質のみを追求した彼の演奏は、刹那と永劫、普遍と唯一、現実と非現実、無常と常住これらの矛盾を全て受け入れた限りない包容力を感じます。作品に対する真摯な音を聴くと、なんだか背筋が伸びるような気が。そんな一夜でした。
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